当社では、1982年に社内事務処理の改善を目的にパソコンを導入したのを皮切りに、システム導入を進め、石油製品の安全な管理と、効率的な輸送計画を実現してきました。以降、時代に合わせた最新ツールの導入を図り、荷主様により安心してご利用頂ける環境の構築に努めています。
当社のシステムは、燃料油を扱う「ターミナル事業」と、潤滑油などのパッケージ化された危険品を扱う「潤滑油事業」で、それぞれ独自に開発したシステムが稼働しており、業務全体の効率化を実現しています。
ターミナル事業の使命である地域の石油製品の安定供給を果たすには、臨海の製油所から各営業所に大量の石油製品を安全かつ安定的に輸送するため、タンク車を活用した「鉄道輸送の手配」と、季節や天候、大型連休等を人やモノの動きを踏まえた当該地域における石油需要を考慮した「在庫推移の予測」が重要です。
従来は用途別に順次システムを導入したことから、複数のシステムが分散していましたが、2007年にシステムの白紙改正を実施。分散していたシステムを統合し、データを一元化した「CLOVER」を稼働させました。
「CLOVER」の登場により、全営業所の一元管理が可能となり、タンク車の効率的な運用や非常時の対応がスムーズに行えるようになり、システム面から地域の石油製品の安定供給を支えています。
各営業所における各元売様の油種毎の在庫を適正に保つため、在庫の推移を予測してのタンク車手配を実現しました。
タンク車を集中管理することにより、タンク車の効率運用を実現しました。
本社オペレーションセンターにおいて、各営業所のタンク在庫をリアルに管理することが可能となり、タンク車の運用管理等の事務作業を含め、24時間対応を可能としました。
各元売様との窓口を本社オペレーションセンターに集約することで、窓口の一元化と緊急時における早期連絡体制の確立を実現しました。
各元売様とオンラインで連携し、様々な情報を連携することで、出荷情報等の誤入力を防止しました。
潤滑油事業でお預かりしている危険物商品は、メーカー様によっては1000種類を超えるアイテムが存在します。また各物流センターでは1日に1000件近い配送依頼を頂いており、お預かりしている商品の確実な在庫・履歴管理。配送トラックの最適配車を行うのにもコンピュータの能力が必要不可欠です。
現在は、事業開始以来の潤滑油共同物流に特化したノウハウを存分に取り込んだ3代目システム「FOLS」が稼働中。
従来とシステムと比較し、作業スピードが大幅に向上し、物流センターにおける作業の効率化に成功。お客様からのお問い合わせにも迅速に対応し、オーダーの翌日配送を実現しています。
全ての商品は、格納ロケーション毎に入庫日・製造日等を管理。構内荷役のスピード化を図るとともに完全なロット管理を実現します。
お客様のシステムとオンライン化を実施することにより、受注時間の短縮を実現します。
需要家様毎の庭先情報等を付加した「届先マスタ」を整備することにより、きめ細かい配送サービスを実現します。
お客様からのあらゆるお問い合わせ(在庫・配送所在管理など)に迅速に対応可能です。